お風邪の季節((+_+))
2024年12月18日
お風邪の季節((+_+))
師走になるとインフルエンザが流行し始める頃だなあというイメージですが、皆様はいかがですか?
コロナと共にインフルエンザも大変な病気です。
対処法と合わせてインフルエンザの起源についてお伝えします。
【インフルエンザの起源】
インフルエンザはインフルエンザウィルスが引き起こす感染症で、数千年前から存在しているといわれています。
主に北極圏の渡り鳥であるカモの体内(お腹の中)で増えるウィルスで、アヒルや豚に感染する中でウィルスが変化し人間に感染します。
歴史的なパンデミックとなった「スペイン風邪」や、記憶に新しい「新型インフルエンザ」はウィルスが動物から人間へ伝染する際の遺伝子変異が原因とされています。
最近は夏冬四季に関係なくインフルエンザにかかるようになりましたが、これはグローバル化社会の影響だといわれています。特に鳥インフルエンザの感染力は危惧されています。
このウィルスが人間に感染するリスクが高まれば、新たなパンデミックが起こる可能性も少なくありません。
【対処法】
コロナ期にインフルエンザが流行しなかったことで、インフルエンザへの対処法はよくご存じの方も多いかと思います。
年末年始を健康に迎えるためにも、基本的な対策だけではなく5つのことも意識していただきたいと思います。
[1.換気]
締め切った部屋ではウィルスが滞留しやすくなります。理想は部屋の対になる窓を開けることですが、部屋の構造上難しい場合もあります。窓がない場合でも、ドアを開けたり換気システムを利用するなどして部屋の空気を入れ替えましょう。
[2.環境衛生]
清掃・除菌は感染症対策の基本です。特に手で触れる箇所(ドアノブ・スイッチ等)は特に清掃する必要があります。
①エタノール
②界面活性剤
この2つは取得しやすく有効的です。除菌シートで手が触れる部分を掃除するだけでも感染予防になります。
そのほか、
③次亜塩素酸ナトリウム(ハイター等)
④4級アンモニウム化合物含有クリーナー(スクラビングバブル等)
この2つはインフルエンザウィルスの不活性化や消毒に有効とされています。
[3.室内の湿度]
インフルエンザが冬にかかりやすいのは、口や鼻の乾燥による免疫力の低下です。
室内の湿度を40~60%に加湿器等を使用することで喉や鼻の粘膜を保護し、感染予防に役立ちます。
[4.口腔ケア]
口腔ケアを怠ると歯石(歯垢)ができやすいことはご存じかと思いますが、この歯石は様々な細菌を含んでいます。
これらの細菌はプロテアーゼと呼ばれる酵素を出し、インフルエンザウィルスが気道の粘膜から細胞に侵入しやすくする特性をもっています。
つまり、口腔ケアを怠るとインフルエンザの発症率が高くなったり、重症化しやすくなったりする可能性が高いといえます。
[5.水分摂取]
のどを潤し、胃に菌を流すことで胃酸が殺菌してくれ、予防になります。
皆様、笑顔で年末年始を迎えましょう。